(2021年追記)TATSUYA(COLOR)のテクニックとギターサウンドを動画で振り返る(新実辰弥・NiimiTatsuya)

昔、好きだったギタリストのお話。

子供の頃はギターを弾いていたので布袋やバクチクやエックスなどをコピーしていたものですが、「ギタリスト」という視点で「これは凄い!」と思ったのが、COLORというバンドのギタリストであるTATSUYA氏である。

COLORは「東のX・西のCOLOR」という表現でもわかるように、ド派手なルックスと激しいサウンドがウリだったバンド。その中心人物であったDYNAMITE TOMMY氏については、今でもいろんな情報がネットでも確認できるが、ギターのTATSUYA氏については「テクニックが凄い」くらいしか見かけることがない。

というわけでTATSUYA氏について、時系列を追ってYouTubeの動画も交えながら紹介していく。これを見て「わかる〜!」と思ってくれる人がいれば嬉しいし、これをきっかけに興味を持ってもらえたら更に嬉しい。

以下、特に断りがない場合はCOLORの楽曲。
また動画については、特に個人的に好きなものやギターが秀逸なものをピックアップしている。

出典がある情報、また私が過去に読んだりして記憶している知識等も含む。

COLOR加入まで

本名 Niimi Tatsuya
生年 1969年5月17日
出身 大阪府

中学時代にギターを始める。
好きなギタリストはヴァン・ヘイレン。

1986年 COLORに加入
当時高校生で、「スタジオでギターを弾いていたらTOMMYに声をかけられた」ことがキッカケで、COLORに加入したという。

1987年

3月 シングル「MOLT GRAIN

DYNAMITETOMMYが自主レーベル「フリーウィル」を設立し、リリースしたシングル(レコード)。初期を代表する超高速ナンバー。作曲もTATSUYAで、ソロを含めギターも殆どTATSUYAが弾いている。生年月日から逆算すると当時17歳ということになり、それが驚き。

1988年

1月 アルバム「激突!
当時のインディーズシーンで大ヒットしたアルバム。全て英詞で、バラエティに富んだ11曲を収録。コーラスでエックスが参加していることも知られている。

※こちらは、後にブックレット付きでボーナストラック3曲追加でCDリリースされた、通称「スーパー激突」。

ほとんどの楽曲の作曲も手がけ、テクニカルなギターが冴え渡る名盤。

アルバムの1曲目「KILL TIME」。
※最初SEで1:17あたりから曲が始まる

レコードではB面の1曲目だった「DOLPHIN KICKS」。
ギターソロが秀逸。

その年の11月、大阪と東京でCDプレゼントGIG。
まだレコードが主流の時代にCDを、しかもプレゼント。

そのCDが「RETURNED AGAIN SANDBAG BABY」という二種類のCDで、そのうち1枚に入っていた「FUNNY MIDDLE AGE

もう、まさに「TATSUYA節」と言える曲。
ちなみにCOLORとしては、ここで初めて歌詞に日本語が登場。

1989年

3月 ミニアルバム「FOOLS!GET LUCKY!!
激突に比べ特にドラムの音がタイトになっているのが特徴的。そしてアコギとリコーダーの「GEEELA」のような曲も。

FOOLS!GET LUCKY!!

(アルバム丸ごとUPされている)

そして、「BROKEN TAVERN」のメジャー・インディー同時リリースを経て、クラウンからメジャーデビューが決定。10月のデビューライブ映像より「WE MUST BE A DEAD OR ALIVE

曲自体は「激突」に収録のものですが、この映像はライブなのでテクニックがよくわかる。難しいフレーズも余裕でサラリと弾きこなすスタイルが見事。

12月 アルバム「ASK THE ANGELS
デビュー作品ですが、メジャーに行ってあまりにも変わりすぎた問題作。ただしそういうポップな作品でもセンスを発揮している。

シャミーズキャット

1990年

大阪バーボンハウスでのライブで発生してしまった事故により、活動休止。
その後活動再開したライブ「大復活」より「CLENCH ONE’S FIST
一曲通してライトハンド奏法しながらコーラスも難なくこなしている。

このギター(クレイマーの黒ボディに赤PUでリバースヘッドタイプ)はこのライブで初登場のはず。これがあまりにもカッコよくて、かつて中古で入手しつつも金欠で手放した過去があり…

1991年

シングル「THE EXHIBITION
クラウンの契約が終わり、フリーウィル復帰第一弾。この曲はアルバムには入っていないのであまり有名ではないが、初期のような勢いと迫力ある声、起承転結あるギターソロなど盛り込まれた曲。

10月に開催されたフリーウィルサミットでの同曲の映像がネットにあるので紹介。
カメラ一本というのがもったいないが、ギターが相変わらずカッコよくて最高。

なおこの映像はフリーウィルからのビデオ「狂乱激突BOX」というタイトルで、この映像はWEST版(京都スポーツバレー)。

同時リリースのEAST版(クラブチッタ川崎)には「BACK TONIGHT 5th MOON」を収録。こちらもギタープレイをチェック!


(映像29:37〜がCOLOR)

ちなみにこのEAST版、DECAMERONのサポートギターでもTATSUYA登場(理由は不明)。
B-SIDE BLUES」を弾いている。

カジュアルなTシャツ姿で登場し、オリジナルに忠実に弾いているけどギターソロ後半にTATSUYAっぽさを散りばめているところが良い。


(映像26:52〜)

1992年

2月 SISTER’S NO FUTURE「DEMONSTRATION」
DYNAMITE TOMMYとC.D.N.KENchanによるユニットのアルバム。
このアルバムに、ギターでクレジットされている。

というわけでシスターズの代表曲である「SONIC BEAT」。
 ※ビデオ「HUMAN FICTION」より

シングルヴァージョン(日本語歌詞)が好きだけどネットにないので、英語ヴァージョンを。
ちなみに今改めて聴くと、曲の構成はそのまま「TOMMOROW NEVER COMES」のようだ。

6月 アルバム「Cherry’s World
COLORのフリーウィル復帰後第一弾アルバム。
全体的にカラッとした音質だが、メジャー時より格段にカッコいい作品となっている。

MIND

From cherry’s world
バラードですがこれはCOLOR屈指の名曲。
ギターソロがメロウで泣ける。

7月 アルバム「REMIND
全曲新録のベスト盤。初期からメジャーまで満遍なく選曲されレコーディングし直しており、過去の曲のリアレンジが聴けるということで、聴いておくべき作品。

この中でも特にかっこよくなった「OH!YEAH!

1993年

幻覚アレルギーとの合同ツアーを実施。その後音楽性を急変し何とクラブサウンドへ。

1993年10月 オムニバス「Free-Will ANNIVERSARY 1993
このアルバムに収録の「I can’t go back」でその音を披露。クレジットを見ると、打ち込みの音作りをTATSUYAがしている。

1994年

2月のフリーウィルサミットにCOLORは不参加だったが、トリのセッション「HEY JUDE」でギターで参加。

アルバム「GALAXY
全面クラブサウンドのこのアルバム。COLORという表記もメンバークレジットも無し。
しかしこの辺りの音作りをこなすTATSUYAは凄いなと。

PRISM#9

SPEED-iDと合同ツアー「CLUB PSYCHO」を実施。当然今までとは全く趣きが異なるステージ。当時の雑誌のライブレポによると、過去の曲も大胆アレンジを施していたようだ。

※GALAXYの一連の流れについては、本ブログの別記事にまとめている
 https://cat303.com/blog/11380/

1995年

7月 オムニバス「STRAWBERRY ROAD VOL.1
フリーウィルのオムニバス。COLORは参加していないが、このアルバムの幾つかの曲を手がけている「新実辰弥」というのがCOLORのTATSUYAである。

SHO / LET IT GO
SHO / Leave me alone

BY-SEXUALを脱退したSHOのソロで、ユーロビート調のサウンド。
この2曲を3ヴァージョンずつリミックス収録したマキシシングルもリリースし、そのリミックスも新実辰弥だったはず。マキシの音源があったので貼っておく。

勝珍太郎 / Mattaku Sono Tooriya!
古いフリーウィルファンにはおなじみ、SHOTGUN MARRIAGEのカッチンによる、大阪弁ラップの作品。

SISTER’S NO FUTURE / WAITING FOR YOU
クラブサウンド化したCOLORの延長のような楽曲。

堀之内貴視 / Wayward Life
Free-WillのLa mise a mourle(ラミゼアモーレ)のRUI。
ギターでTATSUYA(COLOR)とクレジットがあり、このアルバムのライブでもギターで登場した。

改めて見ると、オムニバスでありながら、9曲中5曲がTATSUYAの曲という妙な構成。

その後

この後も断続的に名前を聞くことはあらましたが(ディルアングレイのようなプロデュース等)、その後引退しサラリーマンをしているらしい。

あれだけのテクニックを持っていたのに、もったいない!こういった派手な化粧系のギタリストでここまでの腕を持った人はなかなか見かけないはず。

早弾き自体に固執しているわけでもなく、ただ難解フレーズもサラッと弾いてしまうところ。
そして、初期からクラブサウンド化、そして楽曲提供やプロデュースにおける能力!そう考えると、もっと名前を見かけてもいいのにと思ってしまう。

そして、「激突!」発売頃の白黒冊子(パンフ?販売用?詳細不明)に載っていたCOLORサウンドの分析。

VOCALがパンクでGUITARがハードロック、BASSがロックンロールでDRUMがスラッシュメタルだ

これがまさに言い表していると思う。ギターがサウンドの大きな鍵を握りつつ、ジャンル分けしようのない楽曲。

これを読んで、TATSUYA氏について少しでも知ってもらえればと思う。

2 Comments

あい

初めまして。20数年ぶりに何気にcolor を聴いたら再び、どハマりしました。
YouTubeでLive映像見ていたら、若い頃は気付かなかったtatsuyaさんのテクニックにtommy さん好きだった以上にハマってしまい毎日、バカみたいに見ています。
しかし、何といっても古すぎて情報がなさすぎる(TT)
色々、調べていてこちらにたどり着きました。去年の記事なんですね。今更すいません。。
ask〜までは全部持っていたのですが、今はfoolsとaskしか持っていませんしcherry’s〜からは聴いてなかったので、こちらの記事はかなりテンション上がりました。しかもtatsuyaさんについてこんなに詳しく!今更ながらtatsuyaさんは天才です。昔、ハマっていたのが中学生だったので正直、ギターの音とか気にして聴いていませんでしたから。でも今は毎日観ても聴いても飽きません。今は音楽業界にはいらっしゃらないとのこと。本当に残念です。
ネット社会にも関わらず情報が少ない中、この記事は涙が出るほど嬉しかったです!
長くなりましたが、この気持ちを伝えたくて古い記事にメッセージを送ることをお許しください。

p.s GALAXYの記事も読みました!

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popo

あいさん

コメントありがとうございます。
またお褒めの言葉ありがとうございます^^

確かになかなか情報がないんですよね、なので自分の知ってることを残しておこうと思って記事にしました、数少ないのかもしれませんがそういう人に届けばと思いまして…。

しかしYouTubeで過去の映像や音楽が見られるのは便利ですよね。私もよく見ています^ ^

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