私が好きだったバンド・AION。
以前、ドラムのS・A・B氏が逝去されたということで、こんな記事を書きました
元AIONのS.A.B氏(佐分利淳)が逝去…あの勇姿をもう一度。
この記事を書きながら「S・A・B氏の後任としてAIONに加入した愁氏の記事も書きたいな」と思っていたので、この機会に書いておきます。
酒井愁氏のプロフィール
SAB氏の逝去という情報を収集している時に、元AIONの愁氏のツイートを発見。
若かりし頃は初代である佐分利くんをライバル視すらしていました。
でも俺は所詮2番手。
AIONの中で彼の存在を越える事は出来なかった、、、真にAIONのドラムと名乗って良いのは彼だけです
勿論真に元AIONのドラムと名乗って良いのも彼だけです
本当に残念だしショックです、、、— 酒井愁 (@shuesakai) 2016年11月17日
自分の前任のドラムであるSAB氏を意識しないわけがなく、そりゃライバル視するだろうなと思いつつ、この時本名が「酒井愁」というのをはじめて知ったのですが、氏のTwitterプロフィールを見ると
Drummer Producer 作詞 布袋寅泰:吉井和哉:SUGIZO:BRIAN SETZER:CHAR:土屋アンナ:TWO TRIBES:THE WILLARD:MALICE MIZER:Psychedelic Lollipop:NSDP : VIRUS 選んだ道は棘道 それが俺の薔薇の道 夜露死苦哀愁
とある。
布袋? ドラム叩いてるの?
全然知らなかったのでYouTubeをあさってみると、こんな動画が。
正直、AION脱退後を全く知らなかったのだが、アグレッシブに活動されているようで、しかも相変わらずの爆速ドラム!
いくつか見たけど、下町ヤンキードラムとあり、確かに風貌が怖い(笑)
AION時代のイメージと違ってビックリしました。
というわけで酒井愁氏について私が知るのがAIONと、その前のVIRUSというバンドなので簡単に紹介します。
VIRUS〜AION
VIRUS
エクスタシーレコードからVIRUSがリリースした「MATERIALS」というアルバムがあり(なぜか我が家にもありました)、その頃はハードコアとメタル要素を混ぜて民族的な衣装という雰囲気のバンドでした。かっこいいです。
※この頃の音源や映像はYouTubeで 「VIRUS LOVE BITES」で検索!
その後メンバーチェンジ等により音楽性が変わりゴシック系なサウンドに変貌。エクスタシーサミットのビデオにも収録されたということで、VIRUSで一番有名なのはこの曲でしょう。
VIRUS「小さな恋のメロディー」
この時のドラムが酒井愁氏なのだが、ギターがMEDIA YOUTHのKIYOSHI(HIDEバンドでもおなじみ)。
そしてベースがIKUZOE(Dragon Ash)!
AION
メジャー活動中のAIONに、SABの後任で加入。
アルバムで言うと「Z」以降。
こちらは日本武道館で行われたビクターのアリオラレーベルのイベント「Ariola Meeting」の映像より、「CONFESSION」。
この映像、初めて見たとき衝撃的でした。
AIONと言えばIZUMIの超絶早弾きのイメージが強いですが、それよりもこのドラム。
曲の随所に見られる2小節のブレイク部分が、普通のドラマーが入れるオカズより2音くらい多いのがわかるはずです。
どうやってこんなの叩いてるの!?っていう。
そして、私が好きだったアルバム「ABSOLUTE」。
高校生当時にこのアルバムのポスターを部屋に貼って、ギターの練習をしていたのを思い出します。
「ギター」「ベース」「ドラム」どの観点で聴いてもものすごいアルバムなのですが、ここではシングル曲「MISSING」を取り上げます。キャッチーなメロディーの曲ですが、冒頭のメインリフ部分のドラムに注目。
よくある頭打ちのパターンですが、裏のキックが普通は1回、多くて2連だが、これは何と3連なのがわかると思います。
これ、すごいですね。当時確か「ロッキンf」のインタビューで、「移民の歌」を片足だけで叩く練習」とか言っていた記憶があります。
布袋寅泰のドラム
AION以降について全く把握してなかったので、今回いろいろ映像を調べてみました。
やはり気になるのは、布袋寅泰のサポート。
酒井愁が参加の映像がいくつかありましたが、ブライアンセッツァーとCharと布袋の共演映像でもドラムを叩いています。
昔聴いていたバンドのドラマーが、こうして全く違うところで活躍しているのは嬉しいですね。
しかも布袋バンド!
その他動画
それ以外にもいろいろ漁ってみたのでざっと貼っておきます。
詳細までは不明なものもあり。
CRAZEに一時期居た、鈴木慎一郎。
ギターは横関敦!
幅広過ぎる活躍。
酒井愁と言えば高速ドラムですが、高速ドラムというのは表現方法・テクニックの一つであり、引き出しはそれだけじゃないんだなと改めて感じさせられます。
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