BUCK-TICK「悪の華 -2015年mix-」クリアに分離した剥き出しサウンドは新作レベル!

私、甘く見てました。
改めて聴くと全く別物、ニューアルバムといっても過言じゃないレベル

BUCK-TICKの1990年の名作「悪の華」の、2015年にリリースされたニューミックス盤です。

Amazonの定額音楽サービス「Amazon Music Unlimited」を色々聴いている中で先日これを目にしました。2015版が出たというのはもちろん知っていたのですがあまり意識しておらず、改めて聴いてみてびっくりしたのです。

公式の全曲ダイジェストはこちら。

少しずつダイジェストで収録されているので雰囲気は伝わるでしょう。

当時のアルバムを聴き込んだ人はこの2015版を聴いたら、その変貌ぶりに驚くはず。
そしてこの2015版で初めて出会った人の耳にも違和感なく受け入れられるサウンドです。

「悪の華」オリジナル盤は元々、わりと乾いた音という印象なんですよね。
音圧があまりなく、こもった感じの音。これって、ボリュームをあげたらいいというものではありません。1年後にリリースされた「狂った太陽」と比べても歴然としているレベル。

これが、レコーディングエンジニア比留間整氏の手によって新たにミックスされた音は、各トラックの分離をしっかりして剥き出しにしたようなサウンド。オリジナルのマスターテープを使っているので素材は同じなのですが、分離がはっきりすることにより今まで聞こえなかった音が聴こえるのが新たな発見です。

AppleMusicのプレイヤー埋め込みでちょっと比較。
私の好きな「NATIONAL MEDIA BOYS」

1990年オリジナル盤

そして2015年盤

これだけでも明確に違いがわかるはずです。

時代背景を一応書いておくと…
オリジナル版は1990年2月リリースですが…

1987年末にメジャーデビュー。
1988年に「JUST ONE MORE KISS」でブレイク。
1989年春の事件により、半年間の活動自粛。
その間にレコーディングを行ったのが今作「悪の華」です。
同年末に東京ドームで復活ライブを行い、年明けにアルバムはリリースされました。

こうして見ると、あっという間にブレイクして超多忙かつ、作品発表スパンもかなり短い活動を続けている中で、事件により結果的に半年間表に出られなくなり、そこで腰を据えてレコーディングされた作品という感じでしょうか。

オリジナル盤を聴いていた人には、ぜひ比べてみて欲しいです。
この違いには驚くはずです。

AppleMusicに入会すれば聴けます。
これ以外もバクチクのビクター時代の音源は定額で聴き放題ですよ。

定額サービスでも、Amazon Music Unlimitedでも聴けます。
プライム会員の人はこっちの方がいいかもしれません。

CD現物が欲しい人はこちらからどうぞ。

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