80年〜90年を語る際に、「伝説の」といった立ち位置で語られる事の多いバンド「COLOR」。
COLORのアルバム未収録楽曲についてこの記事でまとめておく。
同じ曲でもヴァージョン違いがあり、時代関係がゴチャゴチャしてしまいがちなので、それについても触れておきたい。
Contents
SANDBAG BABY (original version)
COLORが最初のシングルを出す前に、メタル系のオムニバスアルバム「METAL WARNING」に参加したのが「SANDBAG BABY」。
後にCOLORの代表曲となりますが、そのオリジナルヴァージョンです。
当時から歌詞は全て英語。後述する「RETURNED〜」とはAメロのメロディーも異なる。
このオムニバスは日本クラウン系列からのリリースだったので、後にクラウンからCOLORがデビューし、契約消化のためと思われるベスト盤「EXTREMISM -best of COLOR-」に収録されている。
MOLT GRAIN
COLOR単体では最初の作品。
TOMMYが「フリーウィル」を立ち上げてリリースした、ファーストシングル(CDではなくてレコード)。
冒頭にSEX PISTOLS「アナーキーインザUK」がラジカセから流れてくる演出が。
ライブSEでもおなじみの曲だが、まあ多分無断使用だろう(笑)
後にアルバム「激突」の豪華版にボーナストラックとして収録された際には、冒頭部分はカットされている。
改めて考えると、メタル系のアルバムに参加したり、楽曲自体はHR,HM要素もバリバリなのにパンク要素もあって、確かに異色なバンドなんだなーと思う。
OH YEAH 302
MOLT GRAINのB面曲。
この動画の音源自体は「激突」の豪華版のボーナストラックからのようだが、オリジナル版から特に変わっていない。
後に、メジャーデビューからインディー復帰してリリースされた新録アルバム「REMIND」にも収録されている(音もギターソロも全然違うけど)。
RETURNED AGAIN SANDBAG BABY
1stアルバム「激突」リリース後、目黒鹿鳴館2daysライブでCDシングルを配布した。
(当時CDも普及しかけだったので、かなり斬新だった様子)
その2日でCDの内容が異なっていたが、この「RETURNED AGAIN SANDBAG BABY」は2枚ともに収録。タイトルの通り、名曲「SANDBAG BABY」の新録ヴァージョンで、歌メロも歌詞もリニューアル。そして、後日リリースされた豪華版「激突」にもボーナストラックとして収録されている。
CLENCH ONE’S FIST
前述の配布シングルの初日分に、「RETURNED AGAIN SANDBAG BABY」とともに収録されていた楽曲。歌詞の一部とは言え、ここではじめてCOLORの曲に日本語の歌詞が登場。
一曲通してTATSUYAのライトハンド奏法。ギターソロも激早。
後に、メジャーデビューアルバム「ASK THE ANGELS」に、「トレンディーヴァージョン」という打ち込み版が収録されるが、このバンドヴァージョンの方がオリジナルである。
FUNNY MIDDLE AGE
配布シングルの2日目分に、「RETURNED AGAIN SANDBAG BABY」と共に収録された曲。タイトルを直訳すると「変なオジさん」かな。歌詞の内容を訳して行くと確かに、変なおじさん(変質者?)の歌になっている(笑)
ライブで演奏されることもなかったようだが、後に新録ベスト「REMIND」にて新たにレコーディングし直される。
SANDBAG BABY(JAPANESE VERSION)
シングル「BROKEN TAVERN」を、メジャー(緑盤)とインディーズ(赤盤)で同時リリースという試みを実施(赤と緑でTOMMY氏の髪色をあらわしている)。
メジャー盤・インディー盤どちらも、内容自体は同じ。
タイトル曲は「FOOLS!GET LUCKY!!」収録音源のまま、マスタリングだけし直されている。
そのカップリングで収録されたのが、サンドバッグベイビーの「日本語ヴァージョン」。トラック自体は前述の「RETURNED AGAIN SANDBAG BABY」で、ヴォーカルを日本語に差し替えている。
THE EXHIBITION
クラウンからデビューし、その後契約を終了。
インディーズに戻り、フリーウィルからリリースしたインディー復帰第一弾シングルだが、アルバムには収録されていない。
この曲はかつての疾走感と演奏力と激しさが同居しており、COLORの中でも私は一番好き。この路線でその後進めばよかったのに、と思う。
ちなみにこちらは、クラブチッタ川崎でのシングル発売記念GIGにて配布されたプロモーションビデオ(太っ腹!)の映像。
D.D.T
シングル「THE EXHIBITION」のカップリング曲。
プロレス技のDDTから取っているのだと思う。
ロックンロール的な曲だが、サビ以外の歌メロが毎回異なるのが面白い。
※この映像は、ファンが編集したんだろうか?素晴らしい映像!
この「D.D.T」は、後に新録ベスト「REMIND」にて再度レコーディングされるけど、こっちの方が断然カッコいい。
以上、懐かしのCOLORの思い出に浸ってください。
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