【レビュー】B12「ELECTRO SOMA」TR-909の音色が特徴的な、デトロイトの影響を受けたアンビエントテクノ

ポリゴン・ウインドウが好きな私は、学生時代、ああいうタッチの作品を色々探していた。今のようにインターネットも普及していない時代なので、YouTubeで簡単に視聴できる訳ではない。わずかな情報を頼りに(あとは勘)いろいろ手にして聴いていくしかないのだ。

そして、ポリゴンウインドウと同じくワープのAI(Artificial Intelligence)シリーズでリリースされていたB12のアルバムがまさに、私好みだった。1993年にマイク・ゴールディングとスティーヴ・ラッターによる「B12」がワープのAIシリーズとしてリリースしたのがこちらの「ELECTRO SOMA」。

予備知識もなく、「AIシリーズだから面白いかな」くらいの気持ちで最初に聴いたと思う。メンバー名も経歴も知らなかったので、完全に音だけの情報だったけど、私の好きな質感というか。全体的にゆったりとしたシンセ音と、TR-909のリズムパターンが印象的なアルバム。導入曲からの2曲目、「Hall Of Mirrors」この曲に集約されていると思う。

4つ打ちだけど過剰にビートが強調されていなく、みんな大好きな909のハンドクラップからのリズムパターン。ダンスフロアにも、自宅リスニングにも最適。他の曲ではもうちょっとBPMを落とした曲もあったりして、奥行きと透明感のあるトラックで宙に浮いているような感覚がアルバムを通して感じられる。

デトロイトテクノの影響とも言えるけど、デリック・メイの各作品よりもアンビエント度合いが高いと言うべきか。4つ打ちのアンビエントテクノ?と思うかもしれないけど。

 

今作、オリジナル盤は1993年のリリースだけど、2017年にレアトラックをつけて2枚組でリイシューされているらしい。私はまだ未聴だけど。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)