さまざまな名義を使い分けることでもお馴染みな、リチャード・D・ジェイムス a.k.a. APHEX TWIN。
数ある名義の中でも有名なのが、WARPのAIシリーズでもおなじみの「POLYGON WINDOW」なのだが、そんなポリゴンウインドウ名義のリミックス作品があることを知っているだろうか？
ちなみにRDJのリミックス楽曲はアルバム「26 Mixes for Cash」に網羅されているけど、そこにもなぜか収録されていない。
それがこちら。
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ソフトバレエのリミックスアルバム。
かつて和風デペッシュモードと言われたり（初期の作品を聴けばわかる）、後期は藤井麻輝が和製トレント・レズナーと評されたりした、日本の三人組ユニット。
1990年代前半に、主にロックのフィールドで打ち込み音を出していたので異色なグループだったが、リリースした２枚のリミックス盤に参加しているのも808STATE、PWEI、ORBITAL、EMF、Cabaret Voltaire、Adrian Shewoodといった素晴らしいメンツだったりする。
そんなソフトバレエの楽曲で「SAND LOWE」という曲があるのだけど…
この曲をリチャード・D・ジェイムスが、契約の問題なのか何なのか「Polygon Window」名義でリミックスしたのがこちらのトラック。
んー、
全然リミックスじゃない！
原曲の歌の後ろに入っている女性コーラスの素材がかすかに聴こえてくるけど、これも素材を使っているのか別なのか不明。それ以外は全く原曲の面影も影響もないトラック。
「RDJは一部のリミックス仕事で、自身のボツ曲を提供している」という話をよく聞くし真偽は不明だけど、これを聴く限り多分そうなんだろうな。ボツトラックに女性コーラスだけ乗せただけ。
SOFT BALLETなんてエイフェックスとの親和性もかなり高そうなので、最適な曲を本気でやってくれたらかなり刺激的なトラックが生まれそうなのに…特にアルファからビクターに移籍してからの３作は、エイフェックスにリミックスして欲しかったなあと思う。
なぜそこまで書くかというと、私にとってSOFT BALLETはかなり特別な存在だからである。私がどれくらい好きかと言うと、11枚組のCDBOXを数万出して買ったり、再結成時に復活ツアーのチケット先行購入のためにファンクラブに入ったくらいの存在。
ソフトバレエについてもまたいつかこのブログに書く予定。
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