「エイフェックス周辺のアーティスト」
「ドラムンベースに超絶テクのベースを乗せた」
という評判で興味を持った、スクエアプッシャー(Tom Jenekinsonによるソロプロジェクト)。
エイフェックスのレーベル「REPHLEX」から1996年にリリースされたアルバム「FEED ME WEIRD THINGS」。確か97、98年ごろに聴いたと思う。特に一曲目に収録された「Squarepusher Theme」が鳥肌モノ。
これを聴いた時の衝撃たるや!
疾走するバキバキのドラムンベースはかなり精巧に刻まれており、それ乗せたバカテクベースプレイ、ジャズっぽいギターのコード進行というか。最初聴いた時はビックリした。
SQUAREPUSHERのベースが「ジャコ・パストリアスのような」と表現されることは多いけど、本格志向のベーシストとドラムンベースという相反するジャンルが融合してごちゃ混ぜにしたトラックを紡ぎ出すというのが、ジャンル分けという事の無意味さを証明してくれる。
ちなみに、2017年にSQUAREPUSHERが組んだ覆面バンド・Shobaleader Oneによる「Squarepusher Theme」のカバーを見てもらえれば、楽曲のクオリティの高さとテクニックがわかると思う。
SQUAREPUSHERの楽曲をバンドで再現するという試みが面白い。ベースはもちろん、ドラムも必見。
話は戻って、この名曲が収録されているアルバム「FEED ME WEIRD THINGS」は1stアルバムで、WARPから出た次のアルバムのような開放的な明るさはないけど、ベースはもちろん時々ぶっ壊れる破壊的なリズムの使い方が面白い名作。ジャズ的要素が加わることでこれだけ刺激的なトラックができるのか!と、当時よく聴いたなー。
1曲目以外だと、疾走感溢れるリズムに温かみのあるシンセが浮遊する「Kodack」「Theme From Ernest Borgnine」なんかがオススメ。
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