ソフトバレエのボックスセットを手に入れたというのを、前回の記事で紹介た。
SOFT BALLET「INDEX」11枚組CDBOXをゲット(インタビューが濃厚)
このセットの目玉となっているのが、レアトラック集。
ライブ時に使用した音源を収録しているということで、プレミアがついてしまったこのボックスセットを今更ながらゲットした。
レアトラックの詳細はこちら。
Disc 11: UNRELEASED MATERIALS
1. AFTER IMAGES test arrangement for live
2. AMERICA for live
3. HYSTERIA test arrangement for live
4. JAIL OF FREEDOM test arrangement for live
5. L-MESS test arrangement for live
6. OPTIMAL PERSONA test arrangement for live
7. PARADE for live
8. RIDE test arrangement for live
9. THRESHOLD for live
10. WITH YOU for live
そしてブックレットによると、このディスクに収録されているトラックの出版元表示はこんな感じ。
「for live」がビクター。
「test arrangement for live」がTape warm社(詳細不明)?と思いきや、3. だけ異なるし…。
というわけで、私のわかる範囲内で一曲ずつ解説を書いてみる。
ちなみにここで紹介しているレアトラックはYouTube等にも上がっていない。
私が下記に貼っているのは、この音源を使っていると思われるライブ映像である。
あくまで「思われる」なので、違うものがあったら申し訳ない!あくまで参考程度で。
Contents
- 1 「AFTER IMAGES test arrangement for live」
- 2 AMERICA for live
- 3 HYSTERIA test arrangement for live
- 4 JAIL OF FREEDOM test arrangement for live
- 5 L-MESS test arrangement for live
- 6 OPTIMAL PERSONA test arrangement for live
- 7 PARADE for live
- 8 RIDE test arrangement for live
- 9 THRESHOLD for live
- 10 「WITH YOU for live」
- 11 もっとたくさん聴きたい!
「AFTER IMAGES test arrangement for live」
1995年の新録ベスト盤をベースにしているが、タイトルにもあるようにライブ用のテストアレンジのようだ。
(ヴォーカルは入っていない)
1995年の実質的なラストライブ「TOKYO 3 NIGHTS」で使われているトラックと思われる。
ライブビデオ「HEAD」より。
Aメロ最後から入ってくるシンセのシーケンスが特徴。
AMERICA for live
こちらもヴォーカル無し。
どのライブで使っているトラックかまでは判別できないが、初期(アルファ時代)のライブのとは異なるように聴こえる。参考までにこちらのライブを貼っておく。
こちらの映像は「LIVE Y 1993.12.20 マイカルシアター本牧」
HYSTERIA test arrangement for live
ヴォーカルが含まれているが、バックの音がよく聴こえるように質感が変わっている。
オリジナルと異なり、タイトなリズムから始まるのが印象的。
該当するライブ映像は見つけられず。
JAIL OF FREEDOM test arrangement for live
語りのみ含まれているがヴォーカルは無しなので、トラックの音が際立っている。
最初からずっと4つ打ちリズム。
曲後半の激しいギター(ディストーション、というよりファズ)が印象的で、おそらく1995年TOKYO 3 NIGHTSのトラックの元になっていると思われる。
(4つ打ちは無いけど)
L-MESS test arrangement for live
ライブごとにさまざまなアレンジを施されてきたこの曲だが、YouTubeで調べる限り該当するものがなかった。
この曲で一番印象的なモリケンの裏声コーラス部分が、歪ませた声に置き換わっている。
ヴォーカルは無し。
ギターリフが核となっており、個人的には「最後に出た新録ベストに収録されたらこんな感じだったのかな?」という印象。
OPTIMAL PERSONA test arrangement for live
メインヴォーカルは無し。
しかし改めて聴くとよく練られた音だよなーと実感。
このトラックは、こちらの1995年ラストライブのものだろう。
この映像の冒頭から聴こえるギターは、ライブの時の生音、だと思われる。
PARADE for live
ヴォーカルがフルで含まれているが、ミックスが異なり質感が違う。
バックの音もミックスが異なるようだが、このディスクの中では一番、原曲に近い。
逆にいうと、それだけでも異なる聴こえ方がするということ。
1995年の TOKYO 3 NIGHTS。
RIDE test arrangement for live
バックグラウンドのヴォーカルのみ残してある。
イントロ部分が異なる印象だが、ベース音が大きくなっているようで(気のせい?)カッコいい。
1995年のラストライブより。
THRESHOLD for live
SOFT BALLET屈指の名曲で、カッコいいライブ映像もYouTubeに存在しているが、ここに収められているのはそれとは異なるトラックのようだ。
ヴォーカル無しで、あくまでライブ演奏との同期トラックなので、原曲を知らない人はこれだけ聴いても理解不能だろう。知っている人は心の中で歌いながら聴くと面白い。
と言うより、こういうトラックばかりが収められているのだと思っていた。
「WITH YOU for live」
最後に収められているのは初期の名曲。ヴォーカルは無し。
これは文句無しにカッコいい。
ライブ映えするトラックだ。
廃盤になった映像作品「RARE FILMS」に収録の「LIVE Y 1993.12.20 マイカルシアター本牧」でのライブ映像が以前からお気に入りだったのだが、その時に使っていた音源と思われる。
原曲よりキーを1つ上げているのと、イントロの頭の取り方がちょっと難しいのが特徴。
もっとたくさん聴きたい!
ブックレットに掲載されていた藤井麻輝インタビューでは、もっと入れたかったけど入れられなかった理由として「権利関係」の理由が上げられていた。
まあ音楽関係は権利が複雑なので仕方ないのだと思うが、1995年のTOKYO 3 NIGHTSでも使われているトラックがいくつかあったので(その日だけのものではないと思うが)、無理を承知で言うと、同じ日のライブの「COMA BABY」が聴きたかったなぁ!
この日の映像の中で私が一番好きなのがこれ。
これのトラックが欲しい、というのが個人的な希望。
というわけで、長々と紹介した。
これを読んで「聴いてみたい」という人がいたら、中古を漁ってみてはいかがだろうか!?
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