世代を超え愛される伝説のバンド・ビートルズ。今年も「ザ・ビートルズ 1」のCD+DVDセットがリリースされ、話題になっていました。
といってもここでビートルズを紹介しても仕方ないので、「幻の」と言われている「東京ビートルズ」について紹介します。
まずはこちらのラジオ音源を。高田文夫のラジオにゲストで大滝詠一が登場した時のものです。
これは聴いてる方も笑っちゃいますね。この会話で「東京ビートルズとは何か?」がよくわかったと思いますが、Wikiより抜粋します。
1964年(昭和39年)、当時世界を席巻し始めたばかりのザ・ビートルズの楽曲に日本語の歌詞をつけ活動した日本で最初期のロックコピーバンドである。もっとも東京ビートルズ名義2枚のシングル(計4曲)の演奏はスタジオミュージシャンによるもので、メンバーが担当したのはヴォーカルのみである。
(中略)
東京ビートルズの音源を所有する日本ビクター(現ビクターエンタテインメント)では、1980年代後期から1990年代始め頃、クレイジー・キャッツやトニー谷、橋幸夫などのリマスター盤CD再発を始めていたが、これらの企画に携わっていたのが大滝詠一であった。一連のビクター系音源リマスター再リリースの最後の切り札として東京ビートルズを考えていた大滝は1992年(平成4年)の夏、ニッポン放送のラジオ番組ラジオビバリー昼ズのゲストとして招かれ、同番組のホスト高田文夫から「私は銀座の松竹セントラルの一番前の席で東京ビートルズの生演奏を見た!もちろん本物のビートルズも武道館へ見に行った。両方のビートルズを見ている生き証人である!」と聞かされ仰天し、意気投合した大滝・高田による東京ビートルズ再発売に向けたさまざまなプロモーションが行われ、1993年(平成5年)、大滝本人によりプロデュースされ、「抱きしめたい」、「プリーズ・プリーズ・ミー」、「キャント・バイ・ミー・ラブ」、「ツイスト・アンド・シャウト」のシングル4曲を収めた『meet the東京ビートルズ』がビクターよりCDとして発売された。同CDは2万枚以上を売り上げた。
というわけで、一部のマニアの頭の片隅にしか残っていなかったこの「東京ビートルズ」は、めでたく1993年に再評価されたというわけです。
というわけでまずはこちら。
先ほどのラジオ音源でも流されていましたが東京ビートルズ「Twist & Shout」
東京ビートルズで間違いなく一番名曲がこれ。突っ込みどころがありすぎですが、「夜の明けるまで(夜明けまで♪)」というコーラスワークが絶妙。記事冒頭の高田文夫vs大滝詠一対談ので聴いていただくと、この曲の解釈方法も含め楽しめます。
なんとAppleMusicで取り扱いがあったので、プレイヤーを貼っておきます。こちらも定番曲「抱きしめたい」。東京ビートルズ「I Want to Hold Your Hand」
wikiにもあるように、レコードでは演奏はビクター専属バンドなので、実質は本人担当は歌とコーラスだけなんですね。なのにこのクオリティは凄いです。
まだあります。東京ビートルズ「Can’t Buy Me Love」
冒頭からいきなり「買いたいときにゃ、金出しゃ買える〜」でひっくり返りそうになります。
あと、「PLEASE PLEASE ME」の日本語カバーもかなりすごいです。
一応、復刻版のリンクを貼っておきます。物好きな方は要チェックです。上記の4曲が収録されており、大滝詠一のライナーがついています。
そして、なんと、定額音楽サービス(サブスクリプション)にはこの名盤がレパートリーされているじゃないですか!
AppleMusicはこちら。
Amazon Music Unlimitedにもありますよ。
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