2016/01/020 Shares

山下達郎のコンサートが途中で中止!出なかった「Gの音」とはどの曲?


12月25日のクリスマスに、こんなニュースが流れてきてビックリしました。

山下達郎「Gの音でない…続けるのは不誠実」半分で公演中止

山下達郎(62)が25日夜、盛岡市の岩手県民会館で行ったコンサートを途中で中止した。主催者側によると、原因は喉の不調で「このまま公演を続けることはお客さまに対して不誠実」と山下自身が判断し、公演を予定時間の半分の約90分で終えた。

 山下は「どうしてもGの音がでない。許されるなら、最初からもう一度、演奏したい」と呼びかけたという。振り替え公演を開催する予定で、チケットの払い戻しにも対応する。詳細は来年1月8日にキョードー東北のホームページで発表。26日の青森公演は予定通り開催する。

山下達郎でクリスマスの日というのが何とも皮肉というか…。

しかし、途中までコンサートを進めていたのに途中で「お客様に失礼」として中止を判断し、後日振替公演を行うというプロ意識には脱帽せざるを得ません。

今回来ている客を振替公演で無料招待ということは、振替公演はチケット収入がありません。ということは、振替公演にかかる費用全ては山下達郎側が持つということです。

公演は普通に考えても数百万円は経費がかかるでしょう。しかもコンサートツアーの流れでの一回ではなく、振替公演を単発で行うとなると、ツアー以上に経費もかかるはず

物理的に続行が不可能になったわけではないので、言ってみればそのまま最後までコンサートをこなしても良かったはずですが…このプロ意識は素晴らしいです。


では、当日どうしても出なかったという「Gの音」とは何か?

ドから数えてCDEFGなので「ソ」の音です。

山下達郎の曲で、わかりやすい例でいくと「新(ネオ)・東京ラプソディー」の出だし「一番好きな 緑色の自転車と」のところ。 ”いちば〜ん〜すきな〜”の「ん〜」のところですね。


数年前、私も山下達郎のコンサートを見に行ったのですが、一曲目がコレでした。大好きな曲です。

または、「ヘロン」のサビ “泣かな〜いで〜ヘ〜ロン” の一番高い音。


(00:52〜)

スタジオ音源が無くたまたま見つけた動画ですが、ラジオで流したライブ音源だと思われます。この声のすごさ!

なので、例えば定番曲の「SPARKLE」なんかは、歌の出だしがGよりさらに上のAから始まりますから、当日の喉の調子だとさらに厳しいということでしょう。

…と思っていると、山下達郎オフィシャルサイトに情報が!

「山下達郎 PERFORMANCE 2015-2016」12/25(金)岩手県民会館大ホール公演の中断並びに振替公演に関するご案内

12/25(金)に開催されたコンサートツアー「山下達郎 PERFORMANCE 2015-2016」の岩手県民会館大ホール公演において、喉の不調により、ある一定の音程が出難い状態に 陥り、山下本人が納得のいくパフォーマンスが出来ない状況が続いた為、このまま公演を続ける事は、ご来場いただいているお客様に対して不誠実であるという山下本人の判断のもと、止む無く本公演を中断し、後日振替公演を実施する事を決定致しました。
お手持ちのチケットはそのまま振替公演にご利用いただけますので、後日発表になる振替公演日まで大切にお持ちください。

尚、振替公演にご来場いただくことができないお客さまにおかれましては、チケットの払い戻しを承ります。
チケット払い戻しの際にもチケットが必要ですので大切に保管していただけますようお願い致します。
振替公演並びに払戻し方法の詳細は、2016年1月8日(金)正午にキョードー東北ホームページでご案内致します。

山下達郎は数年前から音楽活動をコンサートツアー主体にしており、還暦を過ぎても精力的にツアーを続けています。今回のも10月から4月までの半年間、全国35都市64公演というハードスケジュール!まだまだ折り返し地点なわけです。

音楽業界はCDが売れないと言われていますが、音源とは違ってコピーできない「ライブ」の感覚を楽しむという意味では、コンサートというのは最適です。

しかも山下達郎のコンサートは特にクオリティが高いと評判で、プロも見に来るというレベルのもの。歌からバックバンドに至るまで、そしてあまり知られていないかもしれませんが山下達郎自身もテレキャスの名手です。

そんな演奏陣で極上のポップスを聴かせてくれます。だからこそ、喉の調子を考えると「お金が取れない」と判断したのでしょう。

お金のことを考えるとあり得ないと思いますが、山下達郎のそういう音楽に対する姿勢をよく知っているファンの人からするとむしろ「山下達郎ってそうよね」と思ったであろうニュースでした。