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音楽

幻覚アレルギー 今こそ評価されるべき音楽性(SCEANA復活記念)

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先日のかまいたち一日復活の影響ではないですが、最近、頭の中でこの曲がずっと流れています。


幻覚アレルギー「ANGEL DUST」

もう疲れたからここでお別れだよ
一夜にして忘れられるよ
だけど頭の中がメチャクチャになっちゃうよ
そして頭の中がメチャクチャになりそうだよ

私がアナタのその金属のカプセル
みたいなモノになれればいい

タイトルも歌詞も思い切りクスリのことですが、この曲が脳内をぐるぐる回っています。

ロックンロールからパンク、ハードコア、ノイズ、インダストリアル、そしてポップ。あらゆるジャンルを取り込んで吐き出していたユニット「幻覚アレルギー」のデビュー曲といえる曲(アルバムデビューですが、その初回盤に同梱されていたのがこの曲のPV)。

とりあえず、ヴォーカルとギターによる2人組ユニットといえば、B’zでもコンプレックスでもなく幻覚アレルギー

中学高校の頃かなりの衝撃を受けてよく聴いていました。というわけで紹介したいと思います。

幻覚アレルギー 概要

1991年に解散したバンド「かまいたち」。そのヴォーカルのSCEANAとギターのKAZZYにより、1992年に結成。

※かまいたち復活についてはこちら。
あの伝説のバンド「かまいたち」が一夜限りの再結成!私のライブ体験談と、近年の再結成ブームについて

同年、フリーウィルよりミニアルバム「Mouth to Mouth」リリース。要はインディー盤で、音作りもシンプルで音質も良いとは言えませんが、カッコいいです。

1994年、春にアルバム「PSYCHE:DELIC」でビクターからデビュー。前述したビデオ付き初回盤BOXは、ダッチワイフが散りばめられたデザインのジャケットだったので、お店で恥ずかしがりながら購入(笑)

ハードコアな部分が全面に出て、音も格段にパワーアップ。名曲多数。

同年末にアルバム「JAPANESE TRASH」リリース。さらに過激さを増長させた作品で、歌詞も聞き応え抜群。これはかなり聴きました。

1996年には「Dのススメ」をリリース。ジキルのKENプロデュースで、打ち込みを積極的に取り入れたデジロック。カッコいい。

1997年、突如活動停止。
2006年、KAZZY不参加で突如、最終公演。

ざっとこんな流れです。活動が1992年から1996年ということで、ちょうど私の思春期真っ只中でいろんな音楽を聴いていましたが、特に好きでしたね〜。

ビジュアル系というイメージが邪魔だった?

いわゆるお化粧系のバンドで世間一般に認知されていたのは、XとBUCK-TICK、あとは・・・BY-SEXUALくらいでしょうか?

幻覚アレルギーのデビューした1994年というのは、ルナシーが「ROSIER」で一般層に知れ渡ったタイミング(それまでも人気はありましたが、テレビも出ずタイアップも無かったので世間一般的には知られてなかった)です。ちなみにラルクや黒夢、GLAYがデビューしたのも1994年。

今あらためて曲を聴いても、古さは全く感じません。その当時で、メジャーというフィールドでこういう曲を展開していたというのは、今更ながらかなりすごいことだと思います。

だからこそ「ヴィジュアル系」的な括りだったのが、今となって思えば可能性を狭めていたのでは?と思ってしまいます(当時はそういう呼び方は定着していませんでしたが)。元かまいたちだったりフリーウィルからリリースしていたりということも考えれば、まあ客層的にもそういう括りになるのだと思いますが…。

ちなみに幻覚アレルギー結成後、しいもんきい(京都のバンド)のライブにゲストで登場して、マッドカプセルマーケッツのナンバーを演奏したのが最初のステージです。


THE MAD CAPSULE MARKETS「ラ・ラ・ラ(僕がウソつきになった日)」

私もMADのインディー版「HUMANITY」が1996年に再発された時に聴いたのですが、幻覚の「MOUTH TO MOUTH」を連想しました。リリースはMADの方が先ですが私が聴いたのが後だったからですね。

初期のパンク色のイメージからだんだんハードコアやノイズ、デジタルを導入して行くあたり、シンクロします。この辺りからもMADの影響はかなり大きいものと思われますが、V系的なイメージを払拭して海外展開とかを画策しても面白かったのではないかと思ってしまいます。

実際に体感した、ライブの臨場感

以前のかまいたち復活の記事にもちょっと書きましたが、私、幻覚アレルギーを一度だけ見に行った事があります。今となってはそれが最後の全国ツアーだったのですが、高校生の時に行きました。

アルバム「Dのススメ」をリリースしてのツアー「BOLLOCKS TO EVERYONE TOUR」で、調べてみると1996年3月12日に岡山ペパーランドに来ており、これに行きました。

私の人生初めてのライブで、友人と行きました。昼間に岡山駅前のタワーレコードでトークショー&サイン会(今考えるとイヤイヤだったんだろうな〜と思いますね)。サインしてもらったCDは今も手元にあり大事にしています!)

そしてライブハウス「ペパーランド」へ。
ここは岡山の老舗ライブハウスで、せまくて張り紙と落書きだらけのいかにもなライブハウス。こんな間近で目と鼻の先?というのに衝撃を受けました。当時高校生の私からしたら近寄りがたい、大人の女性がたくさん居たのが印象的です。デモテープ「NEVER MIND THE BOLLOCK」が配布されたのも覚えています。

そしてライブは盛り上がり、ギュウギュウ詰めですごかったです。ライブハウスというものをはじめて体験した日でした。田舎者の高校生には刺激的過ぎました。

そして、そのツアーの最後。
“DANCE MACABRE SHOW”と銘打たれた新宿ロフト公演。これがビデオ作品「DANCE MACABRE SHOW」としてリリースされました。当時もちろん購入しましたよ。映像も悪くブートレグのような雰囲気の映像でした。

そしてこの作品がボーナストラック付きでDVD化されたそうですが、ニコニコ動画で見つけましたので貼っておきます。この1曲目から順番に最後まで見て行くことができます。

私も通しで最後まで見ました。曲はもちろんですがステージングも含め、今の時代には居ない格好良さを持っています。曲目一覧があったので貼っておきます。

[本編]
1.INTRODUCTION
2.SPEEDアレルギー
3.水銀
4.COSMETIQUE RENAISSANCE
5.MERRY-GO-ROUND
6.NEVER MIND THE BOLLOCK
7.NOISE現象
[映像特典]
8.QUICK & DEAD
9.HALLUCINOGENIC
10.ロマンティスト
11.MOUTH TO MOUTH
12.チョコレート中毒

こうして見ると、ベストな選曲ですね。演奏の荒々しさ、ライブハウスの如何わしさを楽しめます。

フォロワーが出てくれば再評価されるはずですが…

あらためて、活動休止してしまったのが惜しまれるバンドです。
世間的にはもちろん全く無名ですが、当時はメジャー展開もしていて一部の層からは人気もありました。ただこのあたりのバンドのフォロワーが出てくれば再評価の機運も高まるのだとは思います。

いわゆる「V系」とは一線を画した魅力を持っていたバンドだと思います。
この記事によって、一人でも多くの人にその魅力が伝わればと思います。

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