ミュージックカードのオリコン集計廃止でEXILEも売れなくなるけど「CDしか集計しない」って時代に逆行してない?

      2015/06/23

大きなニュースが流れてきました。「ミュージックカード」の売上げをオリコンランキングかrら除外するというニュースです。これで結構騒ぎになっているみたいですね。

「EXILE終了」「握手券CDもやめろ」オリコン、ミュージックカード集計廃止で大論争勃発!

「中でも騒動に発展したのが、13年4月に発売されたEXILE『EXILE PRIDE ~こんな世界を愛するため~』。10月にミリオン達成が発表され、同年のレコード大賞も受賞しましたが、実は発売直後から段階的にさまざまな形態で販売され、その中に『コンサート会場限定ミュージックカード 全14種類』があったんです。このミュージックカードを全コンプリートすると、非売品の『ミュージックカードコンプリートファイル』が先着プレゼントされるという特典もあり、ネット上では、『インチキミリオン』『金ザイル』などと批判を浴びていました」

EXILE PRIDEといいながらプライドのカケラも無い商法!
というかすみません、私、ミュージックカードというものについて勘違いしていました。iTunesカード等のダウンロードカードの、アーティストの絵柄が入ったタイプだと思っていました。今回のニュースで見るとどうやら、シングルだと300円とかで曲のカードを売っており、それについているコードで音楽がダウンロードできるようですね。

エグザイルがひどい商売をして売上げを伸ばしているというのはいろいろ見聞きしましたが、今回このニュースを見てこんなに酷いとは!!という印象です。

ミュージックカードのヒドいドーピングの事例

気になっていろいろミュージックカードについて調べてみました。EXILEの作品で最初に登場し、エイベックスが特に力を入れて導入していたということで、決まったアーティストに偏っているようですね。いくつか紹介します。

・まずはやはりEXILEのミュージックカード。そもそもエグザイルではじまったミュージックカードという商法なだけあり、メンバー別だったりライブ会場限定販売等含めドーピングが一番酷いとおなじみです。

・ジャニーズの「SEXY ZONE」というグループがミスチルにオリコンチャートで勝つために、ミュージックカードだけで12種類も出して30万枚近く売ったそうです。もちろん熱心なファンは「卑怯」とか決して言わない。

・エグザイルの妹分としておなじみE-girls。一応「人気がある」とされているがどこにニーズがあるかイマイチ不明でしたが、こうやってドーピングしてたわけですね。

・SKE48のこの3月に発売するシングルは、CDとは別で64種類(!!)のミュージックカードが!エゲつないです。

こうしてみると、1枚300円程度という安価なものですので、トレーディングカード感覚ですよね。ファンなら複数買うことも躊躇しないでしょう。そしてCD売上げとしてカウントされるのですから、売る側としてはチョロいもんでしょう。

音楽のヒットを計るのは売上げ枚数なのか?

オリコン発表の文章にはこう書いていました。

「ミュージックカードの代表作」をピックアップして検証したところ、(1)「音楽パッケージの販売」と認定するにはあまりにも楽曲のダウンロード率が低い、(2)CDより安価にした上で複数枚のまとめ買いを誘引する作品が多く「社会通念上、独立した1枚のヒットとは言いがたい作品も散見」される

まあ何枚もまとめ買いをしているわけですから、いちいちダウンロードしないでしょう。ダウンロード率が低いのは当然です。そして社会通念上「1枚のヒット」とは言いがたいというのはごもっとも。さらにこうあります。

『音楽のヒットを正確に伝える』という弊社の使命に照らし、看過することはできないと判断した

まさにその通りで、これを看過しているとオリコンランキングというものの存在意義を失ってしまいます。

しかし・・・

「ダウンロード率が低いとか言うけど、AKBのCDの開封率も酷いもんじゃない?」という疑問もでてくるでしょう。総選挙の投票用紙や握手券のために一人が何十枚・何百枚もCDを購入し、CDは売ったり捨てたり(?)しているというのは周知の事実であり、オリコンランキングをこういうのが埋め尽くしている事自体もそのうち問題になるでしょう。

そう考えると個人的には、CDをたくさん買わせるよりミュージックカードを買わせる商売の方が資源の無駄がなくていい気もします。

そもそもオリコンランキングの意義が『音楽のヒットを正確に伝える』というところにあるのであれば、音楽がヒットしたかどうかの指標は既に「売上げ枚数」では無いというのはみんな気付いています。しかも「CDの売上げしかオリコンランキングに反映されない」という、よく考えたら時代の流れに逆行しているとしか思えない仕組みですからなおさらです。

まあ結局ミュージックカードでも何でも、結局は「複数枚を買わせるための」ドーピングをされてヒットの指標にはなりません。案外、Youtubeの再生回数の方がヒットを正確に伝えてくれるんじゃないですか?とも思いますね。

というわけで、まともに健全に音楽で食っていこうとしている人がバカをみるような時代にならないコトをいのるばかりです。

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