苦境に立たされたmixi(ミクシィ)が禁断の果実である「複数アカウント」容認に踏み切った大きな理由!

スマホの普及以降、SNSというものが身近な存在になってきました。SNS依存症というような言葉まで聞かれる時代です。

そんな中、むしろスマホ普及「以前」に大きな勢力を誇ったミクシィ。ツイッターやFacebook、そしてLINEの登場により、利用者はホント減ったみたいです。私の周りでも今使っている人はいないですね…人との交流が前提のものなので、人が集まっているところにユーザーは集まります。逆に周りの誰も使ってないミクシィを使う必要がないわけです。

そんなミクシィですが、ビックリするようなニュースが流れてきましたよ。。。

複数アカウントの利用を正式に認めたミクシィ

今回のニュースはこちら。
複数アカウントを認めるような内容です。

SNS「mixi」、1人で2つのアカウントを利用可能に – ITmedia ニュース

 ミクシィは1月14日、SNS「mixi」で、1人のユーザーが2つのアカウントを複数使い分けられる「アカウント追加機能」を試験的にスタートした。まずはPCとスマートフォンのWebブラウザ版で提供を開始し、順次、スマホアプリに対応させる。3月ごろに正式提供する予定だ。
(中略)
本アカウントはリアルの友人とのコミュニケーション用に利用し、もう1つのアカウントは、趣味のコミュニティに特化して利用する──などの使い分けが可能。ほかのユーザーからは2つのアカウントが同一人物と分からないが、運営側は把握しており、一方のアカウントで違反行為を行った場合は両方のアカウントが処分の対象になる。

どうですか?
かつてミクシィは足跡昨日の廃止や招待制の廃止など、仕様が変わるたびに議論されてきました。今回のはどうでしょうか? 今まで1人1アカウントというのがルールだったものを、別のグループ用に別アカをつくれると… それを、別のメアドを登録したら作れるということならわかりますが、ミクシィの運営側がミクシィの機能としてこの機能を提供しようとしているということです。

ミクシィの利用規約を覗いてみると、アカウントのところにこのような記載があります。

第11条 アカウントの保有
1.ユーザーは1人につき1つのアカウントを保有するものとします。1人が複数のアカウントを保有すること、複数人が1つのアカウントを共同して保有することはできません。ただし、弊社が別に認めたものを除きます。
(mixi利用規約より)

「弊社が別に認めたもの」というのが今回の機能でしょう。あくまで今回のは1人のユーザーが二つのアカウントを切り替えて使えるということですので、それ以上のことをするのは禁止です。実質、1人2アカウントまで、となりますね。その2つのアカウントは、ミクシィ側では「同一人物が切り替えて使っている」ことは把握していますが、交流しているユーザーには知られません。

他のSNSの利用規約に見る、複数アカウントに対する考え方

というわけで今回のミクシィの仕様変更については、非常にユーザーにとって便利な変更なのですが、他のSNSについては複数アカウントについてどういう姿勢なのでしょうか。

複数アカウント禁止が最も厳しいFacebook

個人用アカウントを複数作成することは認められません。
(Facebook利用規約より)

ハッキリと実名利用を謳っているだけあり、複数アカウントというのはその時点で整合性が取れなくなるので、当然であるとも言えます。実名利用というのがあるのでここまで普及したとも言えますし。

実名前提の個人アカウントとは別で、店舗や会社、または有名人やWEBサイトでも、「Facebookページ」を立ち上げることはできます。このあたりの仕組みは実によくできています。

グリーやモバゲーのソシャゲ系も1人一アカウント

一時期ほどの勢いは無いですが、ソーシャルゲーム系のサービスだとアカウントの扱いはどうでしょうか?

ユーザーは、一人につき一つのアカウントのみを保有するものとします。一人が複数のアカウントを保有すること及び第三者の代わりに利用登録をすることは禁止されています。ただし、ゲストユーザー登録方式(メールアドレス等の情報を入力することなくアプリを開始する方式)にて本サービスを利用する場合を除きます。
(GREE利用規約より)

第7条 モバゲー会員規約の違反等について
1.モバゲー会員が以下の各号に該当した場合、当社は、当社の定める期間、本サービスの利用を認めないこと、又は、モバゲー会員の会員資格を取り消すことができるものとします。ただし、この場合も当社が受領した料金を返還しません。
a.会員登録申込みの際の個人情報登録、及びモバゲー会員となった後の個人情報変更において、その内容に虚偽や不正があった場合、または重複した会員登録があった場合。
(モバゲー会員規約より)

グリーもモバゲーもやはり、1人一アカウントのようです。このあたりは特にスマホ利用がメインなので、電話番号認証により運営側は管理しています。

これらは出会い系のような使い方をされがちなので、複数アカウントについてはかなり厳しい姿勢を見せているようです。

TwitterやLINEは特に複数アカウントについて明記されていない

最もメジャーなTwitterについては、特に明記されていません。SNSではありますが、Facebookやミクシィのようにクローズドな空間で友人と交流するものとはまた違うので(そういう使い方もできますが)、複数アカウントも特に問題ないようですし、サードパーティー製のスマホ用Twitterアプリでは複数アカウントを瞬時に切り替えることも簡単です。

LINEについても特に規約にはそういった文言はありませんでした。LINEについては携帯メールやショートメールのような使い方で、スマホアプリから使う前提なのでアカウントを複数必要になることはあまりなさそうです。

ミクシィの複数アカウント機能搭載から見えてくる現状

というわけで、各社複数アカウントについては慎重な様子です。なぜならやはりスパム利用される事が多いからでしょう。一部の迷惑業者の手によりブランドイメージが失墜してしまっては元も子もありません。基本的に携帯番号認証などをさせれば(不正をしない限りは)一人1アカウントで十分です。

ではなぜこのタイミングで、ミクシイは複数アカウント制を取り入れるのか?

これはもう答えは一つでしょう。
SNSの中でかつてトップシェアだったものが後発のサービスにどんどん抜かれてしまい、今やもう誰も使っていないと言ってもいいレベルで衰退してしまったmixiが、シェアを回復させるべくユーザー視点に立った仕様を提供しようとしてくれている、そう考えます。

引用元:主要SNS活用人口の推移(推計値)
これを見るとイヤでも危機感が募りますよね。というより今のこのご時世にミクシイへの広告掲載でお金を払う企業があるということに驚きでもありますが・・・というわけで、複数アカウントを解禁することで利用を促そうということのようです。

ちなみに…
まさか今後のミクシイの「アカウント数」の報告で、複数アカウントも全部カウントして「2倍になった!」みたいな報告をするつもりではないでしょうね・・・?

「2015年はミクシイが華麗な復活。アカウント数が2倍近く増加」

こんなニュースが流れて来たら笑っちゃいます。

というわけでこのミクシイによる「禁断の果実」は他のSNS会社に対しどういった影響を与えるのでしょうか?楽しみです。

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