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今後の音楽ビジネスにおける一つの形/最新技術を駆使し復刻したBUCK-TICK「悪の華」

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ネットニュースを眺めていて(多分グノシー経由)知りました。BUCK-TICKの名盤「悪の華」が発売25周年記念として豪華セットがリリースされるということです。

24bitだのハイレゾだの豪華ボックスだのという言葉にも惹かれましたがまずは私がギターをはじめるキッカケになったと言っても過言ではない「バクチク」というのに引っかかりました。
まだ活動中というのは知っていましたが聴く機会もなくいたのですが、悪の華が25周年というのに驚きです。

24bitの高音質盤に復刻された昔の名盤

この「悪の華」という作品自体については後述しますので、とりあえず概要のみ。BUCK-TICKオフィシャルサイトより引用すると…

オリコンチャート1位、ダブルプラチナディスクを獲得した日本ロック史に残る金字塔アルバム。 その25年前のレコーディングテープをメンバー監修のもと、バンドが信頼を寄せつづける制作プロデューサー田中淳一氏のバックアップも得て、レコーディングエンジニア比留間整氏が新たにミックス!
制作当時、48khz/16bitで録音された各パートの音源を各楽曲の特性にあわせ改めてトラックダウンし直し、さらにビクタースタジオのオリジナル技術“K2HDプロセッシング”により176.4khz/24bitにアップコンバートされたハイスペックデータを製造工程に使用、録音マスターが持つポテンシャルを最大限に引き出した新音源を、高音質で話題のプラチナSHMディスクに収録します。
※世界のロック名盤がプラチナSHMで続々とリリース中!プラチナSHMディスクは高音質を実現したCDプレーヤー再生用ハイエンドディスクです。ほとんどすべてのCDプレーヤーで再生できます。

ということだそうです。これが今回の目玉となる音源。
これに、シングル音源やプロモーションビデオのブルーレイや、当時出なかったアナログ盤などをBOXセットにして限定生産で13800円。これは、私が気づいた時にはもう申し込みを締め切っていたようです(発注数が決まってから生産するという本当の限定っぽいですね)。

で、このメインの音源(高音質の)は単体でCDリリースされ、またハイレゾ音源も配信が行われるということです。

オリジナル盤は1990年にリリースされました。私はちょっと後追いでしたが、ものすごく聴きまくったのを覚えています。世界観とか本当にカッコよかったのですが、それ以降の作品に比べ音がこもっているような印象があったのも事実です(これは作品自体の問題ではなく、時代的なもの)。

では実際、音がどう変わるのか?
オフィシャルな動画CMが上がっており、オリジナル版との比較ができるので是非ご覧下さい。

どうでしょうか。違いが明確ですよね。これは、録音マスターテープからのトラックダウン等全部やり直しているからこそです。いわゆる世間でいう「デジタルリマスター」というのはピンからキリまでで、ヘタすると市販のCDやレコード音源を基にしているものもあるそうですから…
(ちなみに、Youtubeの音源ですので実際はもっと音はクリアです)

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根強い固定ファンを持つアーティストがすべき活動の方向性

毎年年末に武道館ライブができて、定期的に作品をリリースして全国ツアーを回れるというのはなかなかのものです。これがベテランになってくると、余程熱心なファンがいないとビジネス的に厳しいはずです。

そう考えるとBUCK-TICKはすごいですね。この世代のバンドで、メンバーチェンジもなくコンスタントに活動できているのって他にいないはずです。もちろん小さい規模で続けているバンドはあると思いますが(これはこれで素晴らしい)、BUCK-TICKのようにメジャーレーベルで、ツアーで地方に来る時もライブハウスではなくホール会場で、年末は武道館というビジネス規模でいうと凄いです。

13800円のBOXセットも、熱心なファンなら間違いなく買いますよ。音源的な進化はもちろんですが「モノ」としての魅力もありますから…
こういう固定ファンが多いアーティストだと、今回のように昔の作品のメモリアル盤なんかも喜ばれます。豪華仕様にしたりリマスターしたり、またボーナストラックをつけたりとマニア心をくすぐることもできますし。

あの事件後に生まれた名盤「悪の華」について

最後にこの作品について。
このニュースを見たときまず思ったのは「何で悪の華なんだろう?」と思いました。その次のアルバム「狂った太陽」の方が音楽的には間違いなくターニングポイントだからです。

その理由について考えてみると、特にこのあたりの作品が一番劇的に音質も向上するであろう点、そして何より「一番売れて有名な作品」だからだろうと思います。

1920年代の音楽とナチスドイツというのが今作のテーマだということで、収録楽曲からアレンジ、CDジャケットに至るまで見事な統一感でまとめられています。

例の事件(今井寿の逮捕)で活動休止となり、その復帰第一弾でこのタイトルとコンセプトなのがすごいなぁと思いますが(笑)、この頃のスケジュールを見ると忙しすぎですね、ライブツアーとリリースが重なりまくり。
凄いです。

1988年からコンサートツアー継続中
1989/01/18 アルバム「TABOO」リリース
1989/01/20 ツアーファイナルで初の武道館ライブ
1989/03/22 ツアー開始
1989/04/21 麻薬取締法違反で逮捕(後のツアー全てキャンセル)
1989/12/29 初の東京ドームライブで復活
1990/01/24 シングル「悪の華」リリース
1990/02/01 アルバム「悪の華」リリース

そんな中、4月に逮捕。
いろいろ調べてみると、アルバム「悪の華」については10月からレコーディングに入ったとのことです。

例えば「NATIONAL MEDIA BOYS」の変則6拍子やありえないコード進行、歌詞のブッ飛び具合からして、言葉は悪いですが捕まる前のラリってる時に作ったのかな〜と勝手に思っていましたが、別の記事を見てみると「夏ごろには曲の原型は出来ていた」ということだったので、そうでもないようです。

実際、この「悪の華」以降の作品の音楽的な充実具合は、他のバンドとは一線を画していましたし相変わらず人気もある存在で、たまにテレビに出ているのを見てワクワクしていました。

というわけで今回の「25周年」作品ですが、CDだけじゃなくハイレゾ音源も配信されるということですので、ダウンロードしてまようと思います。

一応、Amazonのリンクを貼っておきます。

惡の華 (2015年ミックス版)<プラチナSHM>

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