イオンモール岡山は「天満屋」中心の岡山経済界・小売業界に風穴を開けられるか!?

ここ数日、イオンモール岡山という単語で検索経由で当ブログへお越しの方が増えています。ありがとうございます。反応がいいから、というわけではないですが引き続きエントリーを。

こんな駅前の一等地に巨大な施設。これも林原が経営破綻で土地を手放したからに他なりません。

岡山の人はご存知でしょうが、もともと「林原モータープール」があった場所。だだっ広い土地でしたがイオンが土地を購入したおかげで、イオンモール岡山ができたわけです。

この「林原グループ」という話題についてもまた改めて記事にしたいです。岡山に普通に住んでいたらなかなか得体の知れない会社ですから。

さんすてと一番街。イトーヨーカドーとドレミの街…

そして・・・
客足という意味で影響と言えばやはり近隣商業施設にも広がります。

まずは岡山駅にくっついている「さんすて」と「岡山一番街」。
これらはいずれも「山陽SC開発」による運営です。岡山駅からイオンモールに行く流れを見てみると地下にある岡山一番街を通って行く流れなので、今日見ても一番街は人は多かったです。もちろん通過するだけの人が多いのですが、案外店舗にもお客さんが入っていました。サンマルクカフェなんか満席でした。

むしろイオンモール岡山への導線上にないさんすては厳しいでしょう、というのが私の見解です。もちろんさんすてを抜けて地上からイオンモールに行けますが、イオンモール自体は地下通路を推奨しているように見えます。

イオンモール岡山に対する、天満屋と岡山県知事の思惑

そして。
直接的、間接的に一番影響を受けているのは間違いなく「天満屋」でしょう。天満屋とは岡山の地元企業であり、代々伝わる老舗百貨店です。

そして岡山の人ならみんなご存知ですが、今の岡山県知事である伊原木隆太氏は、その天満屋の創業家出身者であり前社長。県知事選出馬に際し社長を退きました。

天満屋の主要株主を見てみます。2011年現在なので今は若干変わっているかもしれませんが、大きな違いはないでしょう。

株式会社天満屋
代表取締役会長 伊原木 一衛
代表取締役社長 伊原木 省五
主要株主
・丸田産業(株) 36.41%
・伊原木 隆太 19.29%
・丸田ビル(株) 10.60%

ん?
筆頭株主は丸田産業?
何?というわけで調べてみると…

丸田産業(株)
代表取締役 伊原木 一衛
主要株主
・丸田ビル 約80%
・天満屋  約20%

ん?
丸田ビル?
で、これを調べてもウェブサイトは無いようです。出てきたのはこの情報のみ。

丸田ビル株式会社
代表取締役 伊原木 一衛

この丸田ビルというのは持ち株会社のようなものでしょう。ぱっと見ではわかりませんでしたが、これを見ていくと「株式会社天満屋」は同族で株をほぼ独占しているのがわかります。

なお、ハピーズなどを運営している子会社「株式会社天満屋ストア」は上場していますが、天満屋自体はやはり非上場です。

そして!
不動産を事業とするである丸田産業が所有する岡山駅前のセントラルビル。これ、岡山高島屋の南隣にありますね。このビル、天満屋系のテナントがメインで入っています。

これが何を意味しているのか?
高島屋は、今以上に店舗を拡張できないわけです。丸田産業が高島屋に土地を貸すとは思えません。ここでライバルの勢力拡大を防いでいるわけです。岡山では言われていることですが、改めて考えてみるとすごいですね。高島屋包囲網。

で、そうやって岡山の小売業界を牽引してきた天満屋の伊原木県知事は、今回のこのイオンモール岡山オープンについてどう考えているのでしょうか…?県知事という目線では「岡山経済の発展」という喜びとなるでしょうが、天満屋視点で見ると苦虫を噛み潰しているかもしれません。

やはり表町付近が盛り上がらないと天満屋としては厳しいはずですが、イオンモール岡山のオープンにより、今まで以上に動線が岡山駅前で止まるとさらに厳しいでしょう。さらには岡山駅から表町の間を頑張って盛り上げているクロスカンパニーやトミヤコーポレーションも、イオンモール岡山に出店しています。

その一方、全国規模の百貨店でありながら岡山では苦戦している高島屋は、今回イオンモール岡山のテナントとして入っています。「巨大勢力に取り込まれた」という見方もあるとは思いますが、閉鎖的で突破口のない岡山の小売業界に風穴をあける出来事である、と前向きに考えたほうが良いと思います。

実際に高島屋が入っているテナント部分をちょっと覗きましたが、大手百貨店らしい上品な雰囲気と魅力的なスイーツなど、新たな顧客を開拓できそうに見えます。

イオンモール岡山のオープンを巡り、上記のように各社さまざまな対応を行っているのは明らかです。もっと言えばイトーヨーカドーは?ドレミの街は?とネタは尽きませんが、しばらくは岡山の街が盛り上がることでしょう。

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