スマホ普及による「インターネットの入口」の多様化(Google会長発言の真意)

本職であるサラリーマンとしての仕事において、ここ数ヶ月いろいろ考えることが多いです。

とくにここ一ヶ月は、さまざまな横の連携や個人的な動き、プロジェクト的な面も含めて課題がたくさんあり、考えることも山ほどあります。

いわゆる「営業戦略」的な部分です。

で、先日このニュースを読んで、結構目からウロコといった感じで「なるほどなー」と思ったものを紹介します。

Google検索のライバルはAmazon──エリック・シュミット会長

このニュースです。ニュースサイト各社で取り上げられていますね。

俯瞰的な立ち位置で見た場合の競合他社

 「Google検索の最大のライバルはBingでもYahoo!でもなく、Amazonだ」──。ベルリンを訪問中の米Googleのエリック・シュミット会長は10月13日(現地時間)、同地の起業家やアナリスト向けのスピーチでこう語った。

GoogleといえばWEBの検索エンジン。となると競合ライバルといえば誰でもYahoo!やBingといった検索エンジンを思い浮かべるでしょう。しかしヤフーは現在Googleの検索結果を反映しており、ほぼ検索という面においては独占企業といってもいい状況。

そんな中、「検索エンジン」という1ジャンルの視点ではなく「ユーザーの疑問に答える」という「俯瞰」的な立ち位置で見た場合ということで、アマゾンをライバルと定義づけているわけです。

要するにGoogleは「検索シェア一位を維持する」という視点ではない、前述のようなより広い視点で今後の企業戦略を考えているということになります。

さすがにGoogleとなると規模が大きな話ではありますが、この考え方自体は非常に勉強になるんではないでしょうか。

私も営業に関していろいろ戦略を考えていたところだったので、この「もっと広い視野で見て課題を探り出し、それに対する解決策を提案する」という面で非常に感銘を受けました。

インターネットの入口の奪い合い

さて本題。
検索エンジンは、日本では以前はYahoo!Japanがダントツのシェア率でした・・・と文章を書きながら、ふと思って検索エンジンシェアについて調べてみたところ・・・

http://find.accessup.org/kensaku/access_history.html
 ※リンク先は毎日更新されています

あくまで訪問者統計での参考という前提ですが、YahooとGoogleは僅差で争っているような状況なんですね。この2社で全体シェアの90%程度を占めています。

ご存知の通りYahoo自体は現在、Googleの検索エンジンを使用しています。ということは検索結果自体は実質Googleが支配しているような状況ですが、Yahooとしては検索結果のページに出す広告が収入源となっていますので、WEBブラウザの「トップページ」に設定してもらうことは非常に重要であると言えます。
(トップページに設定されていれば、普通はそこから検索されるはずです)

以前はインターネットの入口はみんなYahoo!でした。今でもパソコン音痴の人は「Yahooはどこにあるの?」と探します。それだけ「ネットの入口」として普及しているのです。

それが今はGoogleと争うようになり、さらにスマートフォンの普及により状況は変わってきております。
※iPhoneのSafariでYahooJapanにアクセスすると、トップ画面を「Yahooに」というポップアップが出てきてうっとおしいですね(笑)

Google会長が「ライバルはAmazon」と発言したのは、ネットショッピングをする時にアマゾンで検索するから、という意味もありますが、それだけではありません。

スマホで買い物をするときにはAmazonのアプリを使います。それは楽天での買い物でもそうですし、もっと言えばつぶやきを検索するにはTwitterアプリ、動画を検索するにはYoutubeアプリ。ニュースを見るなら最適なアプリ。

スマホの普及に従い、今まで検索エンジン経由で調べていた情報を全て専用のアプリから行えるようになり、またその方が便利であるということにユーザーも気づき始めている。

要するにインターネットの入口が、検索エンジンからスマホアプリにシェアが奪われつつあることを見越しての発言であるとも考えられます。

というわけで、「インターネットの入口を制する」ことがいかに重要なのかということがわかります。WEBブラウザ経由だけでは無く多様化した「入口」奪取争いに今後も注目です。

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