0 Shares

初期フリーウィル(Free-Will)アルバム作品総合カタログ(1988-1995)


エクスタシーレコードとともに、80年代後半から90年代前半のインディーズシーンを盛り上げた「フリーウィルレコード」。

エクスタシーはエックスやルナシーといった超有名バンドもありよく語られるが、フリーウィルについてはそこまで語られることはない(一部では語られるけど)。

フリーウィルについては、ディルアングレイ登場以降、さらに勢力を強めて行ったようだが、そのあたりは私はよくわからない。

というわけでこの記事では、第一期というか初期というか、年代でいうと1995年まで。
ここまでのフリーウィルレーベルからリリースされた作品を、リリース順に紹介してみることにする。

レコードやシングルなどもあるが、キリがないので「CDアルバム」で、品番順に紹介して行く。前後関係については本文中で補足。

あと、改めてこの記事を書く事で「この作品、聴いた事ないなー」というのも出てきた(笑)それについても正直に書く。

YouTubeとAmazonリンクを貼っているので、気になる方はどうぞ。

かまいたち 「いたちごっこ」 FWR-001CDL(1989)

フリーウィルの初期はレコードでのリリースだった。
CDとしてのリリース第一号は、先日期間限定復活したかまいたち。
ファーストアルバムの今作は、音質も悪く演奏もほどほどだが、当時の勢いも伝わってくるし問題作「KILL YOURSELF」も収録されている。
その後トイズファクトリーよりメジャーデビュー。

ここでは「天邪鬼」を貼っておく。

Billy & The SLUTS 「FROM JACK IN THE BOX」FWR-002CDL(1989)

ビリーは大阪のバンド。
VOのSAMMYは人気があった。
今作はタイトル通りの「おもちゃ箱を引っくり返したような」作品。これ、なぜかよく聴いたなあ。
ノリとしては「いたちごっこ」のような感じだけど、それに比べるとギターが聴きごたえがあった印象。タイトル曲なんか、早くてカッコよかった。

Youtubeも他の動画サイトも、音源がなぜか全く見当たらないのが残念。

COLOR 「激突!」 FWR-003CDL(1990)

オリジナルは1988年リリースのLP(FWR-001L)だが、そのCD化。
全て英語の歌詞は当時の過激さや暴力性を表現しており、インディーながら演奏面のテクニカルさと共にかなり聴きごたえのある作品。まさにビジュアル系の歴史における名作。

というわけで名曲「LA LA MIE」を。
ギターソロもなく曲が短く、怒りや勢いが伝わってくる。

オムニバス「Since1990」 FWR-004CDL(1990)

Ba-Ra-Va-La、Reset & Next、Giselle、Bootlegの4バンドが3曲ずつ収録されたオムニバスアルバム。バラバラは初期フリーウィルではおなじみの「いくおさん」のバンド。私はこのアルバムは聴いた事が無く、オムニバスビデオでバラバラの「グッド・モーニングショーで会いましょう」を聴いた事がある程度。

・・・と思ってネットを漁ってみると、まさかの同曲PVが!
こんなのが見られるとは・・・

COLOR 「FOOLS!GET LUCKY!!」 FWR-005CDL(1990)

COLORの2作目で、こちらはミニアルバム。
オリジナルは1989年リリースのLPで、そのCD化。6曲入りだが各メンバーが作曲しており、歌詞の一部が日本語に。ドラムの音が「激突」に比べタイトになっているのが特徴。
その後、クラウンよりメジャーデビュー。

2分もない短さなのにカッコ良さが全て詰まっている「BROKEN TAVERN」。

DECAMERON 「名曲アルバム」 FWR-006CDL(1990)

京都の4人組バンドで、ヴォーカルのNAOKIはSCEANA(かまいたち)の実兄ということも有名。兄弟でヴォーカルスタイルは真逆で、そしてMCが面白い。そこも逆!
このアルバム、「STAYWITH ME」「Bside BLUES」「お前だけにI LOVE YOU」など、初期の代表曲が並んでおりまさに名曲アルバム。

ここはやはり「お前だけにI LOVE YOU」。

Billy & the Sluts「ひとつ目うさぎの大逆襲」 FWR-007CDL(1991)

2枚目の作品。
ビリーは実はあまり聴いてない。

LONDON NIGHT」。こんなビデオあったんだ。

Ba-Ra-Va-La 「レッツ・バラエティ」 FWR-008CDL(1991)

先ほどのオムニバスで紹介したバラバラの唯一のアルバム。
これは聴いた事ないなー。ネットで漁っても、「グッドモーニング〜」しか出てこない。

いくおさんはその後トラブって消息不明というのはホントなのか・・・?

しいもんきい 「ちょうちんふかし」 FWR-009CDL(1991)

京都のバンドで、かまいたちの弟分的な位置づけで登場。VoのLUCYはダイナマイトトミー風の赤緑ヘアだった。
ヤンキーパンクのような曲調ながら、ポップで聴きやすい。
このアルバム1枚のみで解散し、その後LUCYは「RED TAIL CAT」を結成。

アルバムタイトルにもなっている代表曲「ちょうちんふかし」。

BELLZLLEB 「Mr.Ree~傀儡とSAD~」 FWR-010CDL(1991)

ベルゼルブ自体は以前から活動していたバンドで、フリーウィルに所属したのが意外だが、変にフリーウィルっぽくなるわけでもなく、よりスラッシュなサウンドを聴かせてくれる、と言いつつ私はあまり知らない。

けどこの曲は印象に残っている。「Back in the Black Smile」。

DECAMERON 「BLUE STRANGER」 FWR-012CDL(1992)

デカメロンの2作目。
人に借りて一度聴いたのだけど、あまり印象に残ってない。1枚目が良かったからかなあ。ごめんなさい。

Windy Blue」。今聴くと非常に良いではないか!

幻覚アレルギー「MOUTH TO MOUTH」 FWR-013CDL(1992)

かまいたちを解散したSCEANAとKAZZYによる新バンド。
解散の翌年にフリーウィルからこのミニアルバムをリリース。ちなみにこれ、かなり売れたらしい。
インディーで一通り活動し、その後1994年にビクターよりメジャーデビュー。

これはよく聴いたなー。後期の作品とは違って、わりとストレートな表現。初期のマッドカプセルなんかにも影響を受けているっぽい。

これぞ名曲「SPEEDアレルギー」。
(このYoutubeの画像はシーナの後日組んだバンドの画像なので関係ない)

ジョリーピックルス 「黒じゃない世界」 FWR-014CDL(1992)

早くてメロディアス。
ギターのEVAKANがうまいのと、オムニバスに入った曲しか知らないので申し訳ない。
VoのAKIRA氏、他界されたんですね、知らなかった・・・。

COLOR 「CHERRY’S WORLD」 FWR-015CDL(1992)

クラウンとの契約を終え、フリーウィルからリリースした復帰後第一弾アルバム。これはよく聴いた。
かつての暴力性は減ってきたけど、バラエティに富んだ楽曲でスピード感もあり、良いアルバム。歌詞カードが冊子ではなく折りたたみ式だったから痛みやすくて見にくかった、という思い出(笑)

アルバム最後の楽曲「FROM CHERRY’S WORLD」。バラードなのだがこれが大好きで、一時期ずっと聴いていた。

Red Tail Cat 「Girl」 FWR-016CDL(1992)

しいもんきい解散後にLUCYが結成したバンド。
というわけでしいもんきいとはスタイルが変わり、メロディーを強調した大人の仕上がりとなっている。これも借りて聴いた程度だけど。

1曲目の「Lady」だけ強く印象に残っているのだけど、これはアルバムじゃなくてオムニバスに収録されていたからかな。

妖花 「SEEK」 FWR-017CDL(1992)

1993年のフリーウィルオムニバスの曲しか聴いた事がなかった。
というわけで探してみたらあったので、貼っておく。

ALONG TIME」。正統派のHR的アプローチ。

COLOR 「REMIND」 FWR-018CDL(1992)

過去の楽曲を新たにレコーディングし直したアルバム。
これもよく聴いたけど、予算的な問題なのか音が良くない・・・>< 楽曲自体は新旧織り交ぜた名曲揃いで、アレンジもかっこ良くなっているもの多数だけに、音がこじんまりとしてるんだよなあ・・・。 けど作品としてはすごく好き。歌詞カードに懐かしの写真がいっぱい切り貼りされているのも。 初期の曲「OH YEAH」 。
昔よりスピードアップしているけど、サビ部分がアルペジオになっていてカッコいい。

Billy&The Sluts ‎「二月革命」 FWR-019CDL(1993)

ビリーの3枚目。
聴いたのが全くゼロかというと違うけど、これも人から借りて聴いたかなあ。

とりあえず有名な曲として「ONLY YOU」を。これは知ってる。

Amphibian 「ドッペルゲンガー」 FWR-020CDL(1993)

アルバムは中古か何かで家にあった。
けどごめんなさい、あまり印象に無い・・・。
舞姫

DECAMERON 「DEAREST」 FWR-021CDL (1993)

これは聴いていない。
残念ながら。
その後、フリーウィルを辞める。

SPEED-iD 「INNER DIMENSION」 FWR-022CDL(1993)

個人的には、フリーウィル作品の中でもかなりの大名盤だと思っているのがこの作品。
フリーウィルっぽくない、と感じていた人も多いかもしれないけど、そんなのどうでもいい。
今では日本のゴシック界でも大御所のようで、それも嬉しい。

最初の印象は「VoのEUROの風貌が櫻井敦司っぽいな」だったが(笑)、早さや疾走感だけじゃなく、怪しさやいかがわしさだけじゃない総合的な魅力(どう書けば良いかわからない)が溢れた作品。これは聴くべき!

1曲挙げるなら「Phantom of Romance」。
転調がフックとなり、特に印象深い。

SPEED-iD「INNER DIMENSION REMASTER」 FWR-024CDL(1994)

上記作品のリマスター版。
これは音質が違うのだろうが、詳細不明・・・。

Billy & The Sluts「7th ANNIVERSARY」 FWR-025CDL(1995)

メンバーが2人になり、過去の楽曲をレコーディングし直した7周年記念盤。
これは持っていた。結構聴いたかなあ。リメイクなので、以前と音楽性が変わったんだなーというのがよくわかる作品だった。

初期の楽曲、「Oh Yeah! 楽しくってしょうがない」のリメイク。

SISTER’S NO FUTURE SUPER DELUXE「T.G.I.F」 FWR-026CDL(1995)

D.TOMMYとCDNKENchanのユニットに、BY-SEXUALのDENと元GARGOYLEの屍忌蛇を加えたバンド形態でこの時期活動し、リリースしたアルバム。これは持っていた。

シングルにもなった「LONG TIME NO SEE」を貼りたかったが、ネット上に無い。
アルバム自体はバラエティ豊か過ぎて、ジャンルもバラバラの楽曲が集まっている。アマゾンにもないなあ〜

Red Tail Cat「Sixth Sense Balance」FWR-027CDL(1995)

この辺になると聴いてないなあ・・・

Billy&The Sluts「JUSTICE」FWR-028CDL(1995)

メンバーが2人になり、ファンク調のサウンドになった・・・とのことだが、これは聴いてない。

記事を書いていろいろ思う

ネットで調べながら、1枚ずついろいろ書いていこうと思ってスタートしたが、疲れた(笑)。
よく聴いたアルバムはいくらでも書きたいし、数曲紹介したいものだけど、聴いた事の無いアルバムもあるんだなと感じた。周りにフリーウィルが好きな人が居たので、後から遡る形だったのも含めていろいろ聴いて来たと思っていたのに・・・

ちなみにそれ以降の動きとしては・・・
COLORはMARRY氏が残念ながら他界。
TOMMY氏はフリーウィル社長として活躍中。

かまいたちは期間限定再結成が話題になった。
SPEED-iDは活動中。EURO氏のTwitterは時々チェックしている。

アルバムを出していないのでここには書いていないけど、BY-SEXUALは期間限定で再結成した。

大人になった今でも、こうしてたまにいろいろ聞こえてくるのが不思議なものだ。たまにはこうして、昔聴いていた音楽を思い出したり、引っ張り出して聴いてみるのも楽しいだろう。